スイスの水泳教室

5歳の娘は、今二つ習い事をしています。 一つは体操教室 →と言っても、4-6歳のクラスは体育館でほとんど遊んでいるだけです。 本格的な体操の練習は7歳以降のクラスで始まるらしい。 遊びに行っているようなものだけど、この体操教室、地域の古い体操教室…

小児科医が見たスイスの子育て(3)~あっさりの産科診察、しっかりの小児科診察~

病棟の食堂からは、レマン湖と対岸のアルプスがよく見えていました。 CHUV入院中には、医師の診察というのはほとんどありませんでした。 (というか、診察は一度もなし) 一度産科の医師が、今後のことを説明しに来ました。 このような症状があれば要注意で…

小児科医からみたスイスの子育て(2)~院内食にドレスコード~

やはり、食事は大事ですね。 病院食、こまめに写真を撮っていましたので、シェアします。 朝ごはんです 朝ごはん、なんとも質素ですね。 初日に、お部屋係の方に「朝ごはんは何がいいですか?」と聞かれまして、何と答えていいかわからず、まごまごしていた…

小児科医が見たスイスの子育て(1)~母乳スパルタの方針~

無事に(?)出産編が終わりまして、休息する暇もなく育児はやってきます。 一人目のときもそうだったように、今回もお産で大量出血した私は、人より、母乳が出てくるのに時間がかかりました。 最初の数日間はほとんど出ない。 それでも、片方20分ずつ赤ちゃ…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(28)~母は強し~

長かった出産シリーズがいよいよ終わりになりそうです。 ICUで麻酔科医の先生が血液検査で貧血の度合いをチェックしていました。 すると、思ったよりも貧血が進んでいなかったみたいで、輸血も必要ありませんでした。 (ヘモグロビン10弱だったそうです) や…

もみのき購入

今日はクリスマスツリーを買いに行きました。 こちらでは、本物のもみの木が主流。そして案外高くないのです。我が家は毎年この季節に本物のもみの木を買っています。 自分でどのもみの木がいいか選んだら、店員さんに言って、梱包してもらいます。 もみの木…

医師の働く環境~日本のブラックな現状~

今日はブラックフライデーでしたね。 久しぶりに街に出て、子供たちの雪用のゴアテックスブーツを買ってきました。 金曜日、一応平日の昼だというのに、休日のような混雑でした。 ところで、ブラックと言えば、日本の医師の働く環境は大変ブラックです。 今…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(27)~産科ICUへ移動~

大きな出血が止まり、一番の危機を脱しましたが、すでにたくさんの血を失った私は、集中治療が必要な状況でした。 足がわの処置もまだまだ続いています。 私自身は、なんだかすごく悪寒がしてきて、異常に感じていました。 助産師さんに言って、布団を首まで…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(26)~さながらリアルER~

足がわで処置、体の右からはエコー、左側では、助産師さんに加えて、麻酔を入れてくれた麻酔科医の先生とその助手らしき人がバイタルチェックや輸液、薬剤投与をしていました。 本当に(医師の私が言うのも変ですが)、リアルERみたい。 一人目でも同じよう…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(25)~大量出血で緊急コール~

ヘルプの助産師さんが赤ちゃんをすぐに私の胸の上に連れてきてくれました。 明らかに一人目の時より大きい息子。 かわいくてかわいくて。 特に今回は、切れ始めていたとは言え、まだ十分に麻酔が聞いていますので、余裕があります。 主人も立ち会っていまし…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(24)~ついに分娩~

私が思うに、(あくまでスイスの場合)、硬膜外麻酔用の麻酔薬には二種類あり、最初にショットで先生が打つもの、とあとで追加で患者が注入するもの。 これらは別の薬だと思うんですね。 先生がショットで打つものがもちろん効き目が強くて、患者が注入する…

最近みた動画~瀬戸の花嫁を歌う女の子~

最近、Youtubeの動画をみて、ひどく感動してしまったものがあります。 もう何年も前の動画のようですが。 ブラジル人の日系人の女の子が、とても上手に「瀬戸の花嫁」を歌っています。 瀬戸の花嫁を唄うブラジル人女の子 歌唱力がずば抜けていることもさるこ…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(23)~地獄の痛み再び~

そして、麻酔導入から8時間ぐらい経過したころ、おなかがキリキリ痛むようになりました。 「麻酔の効きが弱いと思った時はこのボタンを押してくださいね」と言われていました。 自分で麻酔薬を注入することができます。 もちろんリミッターがありますので、…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(22)~赤ちゃんがお星さまをみている~

麻酔導入後は、余裕がありますので、助産師さんと気さくに話したりすることができました。 朝方になって、日勤の看護師さんに交代になりました。 このとき、産婦人科の先生も来られて挨拶してくださいました。 にしても、CHUVでのお産の医療者側の主役は完全…

カボチャスープの会

昨日、娘の学校で、カボチャスープの会がありました。 数週間前に連絡ノートにお知らせが入っていて、昨日参加してきました。 昼間に子どもたちも一緒にカボチャスープを作ったそうです。 それをパンとともに振る舞ってくれました。 18時からの会なので、お…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(21)~念願の硬膜外麻酔導入~

ここで恨み言を言ってもしょうがないですが、一人目のお産の時も、二人目のお産のときも、私の陣痛間隔は、最後まで一定になることはありませんでした。 これは体質の問題と思います。 ですので、「陣痛間隔が一定でない」という理由でお産が始まっていない…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(20)~世知辛いスイスの産科~

その日は土曜日でしたが、日本であれば週末でも特に退院を控えている患者がいれば医師の回診が午前中にあると思います。 ですので、昨日も午前中に退院言われていたので、医師が午前中に来てくれると思っていました。それでもここはスイス。昼過ぎくらいには…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(19)~陣痛遠のく~

ずいぶん待って病棟の助産師さんが迎えに来てくれました。 とてもフレンドリーで素敵な助産師さんで、病棟のこと、ルールなどを英語でスラスラ説明してくださいました。 私が入院した部屋。 広く見えますが、2人部屋ですので、手前にもう一台ベッドが入りま…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(18)~経過観察入院の始まり~

予定日になっても、やはり陣痛発来はありませんでした。 (前回のお産で私の子宮のスロースターターぶりは十分に思い知っていましたので、まったく焦ることはありませんでした) すると、予定日翌日の朝、結構な出血(新鮮色の粘血が比較的多量)がありまし…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(17)~出産前最後の検診~

さていよいよ出産予定日も近づいてきました。 ただし、私は前回のお産の時、予定日1週間を過ぎても何の兆候もなく、結局高血圧で緊急入院して、促進剤で3日間押してようやく出産したという経緯がありましたので、今回は焦らず、ゆっくり待つと決めていまし…

なにげない週末

今週末は、我が家は特別なことはせず、普段通りの週末を過ごしました。 土曜日はお買い物。 スイスは、日曜日には、基本的にどのお店も閉まってしまいますので、週末の買いだめは必ず土曜日に。 家から車で10分程度の大型ショッピングセンターへ。 とても大…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(16)~担当助産師さん~

助産師面談での説明を受けて、地域の担当助産師さんを探さなくてはならないこともわかりました! と言うのも、スイスでは、出産して退院した後、8週間の間に助産師訪問が13~16回程度受けれるのです。 これはとてもいいシステムだと思います。 入院期間とし…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(15)~助産師面談~

CHUVの通常受診とは別に、助産師外来を予約し受診しました。 これも、本来はもっと早くに予約しないといけなかったみたいですが、知りませんでしたので、ぎりぎりの予約となり、電話口の人が、「なんとかねじ込んだよ~」というようなニュアンスのことを言っ…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(14)~初CHUV受診~

32週ごろの受診がDr Cのクリニックでの最後の受診となりまして、晴れて卒業、あとは、出産病院に受診するようにと言われました。 それも一か月後。 スイスではお産が近づいてきても、受診のタイミングは1か月に一回です。 CHUVでの受診は、まず助産師さんの…

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(13)~出産前準備~

このシリーズに戻ってきました。 いよいよ妊娠後期に入り、ようやく私の仕事もひと段落つき、通っていた研究室を卒業することになりました。 大学卒業後、ずっと仕事をしてきましたので、完全にフリーになるというのは初めてでした。 一人目の出産のときは2…

スイスに来て三年 ~写真で振り返る~

スイスに来て早三年が経ちました。 写真とともに、来た当初のころを振り返りたいと思います。 チューリッヒ空港に降り立った。異国の巨大空港でさっそうと歩く2歳児が印象的でした。 チューリッヒに一泊して、次の日ローザンヌへ電車で向かいました。天気が…

スイスのハロウィン

10月31日はハロウィンでしたね。 今年は初めて、本場アメリカのハロウィンを楽しむことができました。 スイスでも、アメリカほどではありませんが、ハロウィンをみんな楽しみます。 日本のようななんでもありの仮装というよりは、ちゃんと魔女や、ドラキュラ…

子連れ目線の航空会社比較

外国に住んでいますので、子連れで飛行機に乗る機会は比較的多いです。 その中でも息子(現在1歳半)が生まれてから乗った航空会社のレビューをしたいと思います。 まず、生後4ヶ月のときにブリュッセル航空(近距離線)、生後6ヶ月のときに中国国際航空、1…

アメリカとスイスの違い

シカゴ、ボストン旅行に行って感じた、アメリカとスイスの違いについて書きたいと思います。 日本に住んでいたころは、アメリカとヨーロッパの違いって、よく分からなかったと思います。 でも、来てみると、いろいろと違うところを感じました! ①叫ぶ!(ア…

ボストン旅行

シカゴでの日程を終えまして、次なる目的地はボストン。 朝8時台の飛行機でしたので、6時前にブルーラインの電車に乗ってシカゴオヘア空港へ向かいました。 すると、やはり明るい時間とは違い、電車の中はとても怪しい雰囲気・・。 とても、女性だけでは乗…