小児科医からみたスイスの子育て(2)~院内食にドレスコード~

やはり、食事は大事ですね。

病院食、こまめに写真を撮っていましたので、シェアします。

f:id:unbontemps:20191203005501j:plain

朝ごはんです

朝ごはん、なんとも質素ですね。

初日に、お部屋係の方に「朝ごはんは何がいいですか?」と聞かれまして、何と答えていいかわからず、まごまごしていたら、「ハムとゆで卵?」てな感じで聞かれ、「それで。」と答えました。

毎日選べるのかと思いきや、入院中はずっと同じメニューでした。(笑)

 

「パンの上に写っている、どピンクの物は何!?」

とお思いのことと思います。

 

これは、”ゆで卵です”!

しかし、これ、スイスでは珍しくないのです。

こういう、殻に派手な色が染色してあるゆで卵、スイスでは一般的で、よくスーパーでも売っています。

いろんな色があります。

ですので、このときはもはや驚くことはありませんでしたが、これを見せた日本の友達は大変驚いておりました。

 

もちろん、染まっているのは殻だけですので、殻をむけば、普通の白いゆで卵です。

 

f:id:unbontemps:20191203010543j:plain



f:id:unbontemps:20191203010033j:plain

 

お祝い膳など、出産後の特別食などはなくて、通常食です。

(東京でも大学病院での出産でしたので、お祝い膳はありませんでした)

f:id:unbontemps:20191203010712j:plain

赤ちゃんは、こんな感じのコットに入っていて、基本的に母児同室です。

 

食事は、出産直後、貧血で歩けないようなときは、お部屋に持ってきていただいて食べていました。

元気になってくると、基本的には、病棟内にある、食堂で食べます。

食堂に赤ちゃんは連れていけないので、食堂に行くときは、ナースステーションに言えば赤ちゃんを預かってくれます。

 

私は最初の方、身なりに構う余裕がありませんでしたので、病院の入院着を着ていましたが、食堂を見渡すと、みなさん、割ときれいな格好をされていました。

日本では、マタニティパジャマを着ている人が多いと思います。

こちらでは、外出着のようなものを着て食堂に来る。

 

そういえば、Patient Hotelに入院するにあたって、病院から渡された準備物のリストに、”ガウン”というのがありました。

パジャマで食堂に行くことはできませんので、必ずガウンを着て下さい。と。

こんなところにドレスコードが…!

 

病院着を脱ぎ捨てて、私も少し見栄えのするマタニティワンピースにしました。

 

f:id:unbontemps:20191203011448j:plain

コットには、お名前プレートの代わりにこんな紙が貼られていました。

"Bonjour!

Je m'applle (名前).

Je suis né le () à 16h25.

Je pése 3640g et mesure 50cm."

"こんにちは!ぼくの名前は~~。〇年〇月〇日の16時25分に生まれたよ。体重は3640gで、身長は50㎝”

と書いてあります。

なんか、枠を埋めるネームプレートとはまた違う良さがありますね。