カボチャスープの会

昨日、娘の学校で、カボチャスープの会がありました。

 

数週間前に連絡ノートにお知らせが入っていて、昨日参加してきました。

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昼間に子どもたちも一緒にカボチャスープを作ったそうです。

それをパンとともに振る舞ってくれました。

18時からの会なので、お仕事終わりの保護者も参加できます。


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この飾りも子どもたちが作ったそうです。

 

ただカボチャスープをいただいて帰るだけのシンプルな会ですが、保護者同士や先生との会話も楽しめる素敵な会でした。

 

 

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(21)~念願の硬膜外麻酔導入~

ここで恨み言を言ってもしょうがないですが、一人目のお産の時も、二人目のお産のときも、私の陣痛間隔は、最後まで一定になることはありませんでした。

これは体質の問題と思います。

 

ですので、「陣痛間隔が一定でない」という理由でお産が始まっていない扱いにされるのは、本当に困ったことだと思いました。

 

ようやくCHUVのLDRに入れてもらえました。

助産師さんは、私の陣痛間隔が一定でないので、余裕な雰囲気でしたが、内診してみると、子宮口が4㎝開口していたようで、「いいタイミングで来ましたね!」と‥‥。

(けっこうこちらはごり押してきたんですけどね)

これ以上開いていいたら、麻酔もしてもらえないところでした。

 

「麻酔を導入するのにもいいタイミングですよ」と。

もっと早く導入してほしかった…。

 

夜中の3時半ごろでしたので、当直の麻酔科医の先生が来られまして、簡単に麻酔の説明をしてくださいました。

私はというと、痛みが辛くて辛くて、一刻も早く麻酔してほしいという思いでした。

「あと何回この痛みに耐えたら終わるのだろう」と。

 

左側臥位になり、腰椎穿刺されました。

やや難しいのか、何度か刺しなおししていました。

しかしそんな痛み、まったくなんともありません。

麻酔をしてもらえる喜びでいっぱい。

 

果たして、麻酔薬が注入され、私は天にも昇る気持ちになりました。

だって、さっきまでの究極の痛みが完全に消えてなくなったのですから。

 

いろいろな処置をしては内診して子宮口の開きを診る。

これは日本と同じ流れ。

そして、何度目かの内診のとき、破水した感覚がありました。

 

日本では、お産目前の内診はわざと強く刺激して、お産を促すようにするそうですが(これがめっちゃ痛い)、こちらでは、そんなことはなく、常に愛護的に内診してくださいましたが、この時は、はからずも破水したという感じでした。

 

陣痛は開始していましたが(定義;10分間隔になったところで開始とする)、子宮口全開大前でしたので、’早期破水’ということになります。

 

でも、私としては、麻酔も入っていることですし、お産が進んでくれるなら、破水ウェルカムと思っていました。

 

ところがどっこい、そんなにうまくお産が進む私ではないのです…。

 

 

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(20)~世知辛いスイスの産科~

その日は土曜日でしたが、日本であれば週末でも特に退院を控えている患者がいれば医師の回診が午前中にあると思います。

 

ですので、昨日も午前中に退院言われていたので、医師が午前中に来てくれると思っていました。それでもここはスイス。昼過ぎくらいにはなるかなと覚悟していました。

 

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病院食の朝食

昼過ぎに家族が迎えに来てくれましたが、先生は待てど暮らせど来ず。

たびたび助産師さんは様子をうかがってくれますが…。

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病院の昼食

その日は、主人の上司のお宅でのパーティーに招待されていましたので、私のお産が始まらないなら、そちらに娘と行ってほしかったし、先生はいつ来るのかもわからないので、いったん帰ってもらうことになりました。

 

そして、最終的に医師が来たのは18時半!

もちろん、外来などで忙しかったのと思いますが・・・!

にしても午前退院予定だったのに…。

 

しかも、この時間には、再度張りが強くなってきていて、張ってるときは立てないほどの痛みが戻ってきていました。

 

そのことも訴えましたが、一度退院予定となったからには退院しないといけないみたいで、「退院した方がいいです」と言われました。

LDRに行く基準は満たさないからということです。

ひどい。こんなにおなかが痛いのに、退院しろってか。と思いました。

昼間はもっと痛みが遠のいていて、帰るタイミングはいくらでもあったのに…。

 

でも、主人は上司のところに行ってしまったし、迎えに来るのに時間がかかります。私はというと、断続的におなかが張ってとても痛むので、一人で電車とバスに乗って帰ることができない状況です。

もう少しいてもいいですか、と聞くと助産師さんがOKしてくれました。

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病院の夕食

このころは5月ですので、8時になってもまだまだ明るいです。

8時過ぎごろに主人が迎えに来てくれようやく退院するころには、痛みはこれまでにないくらいでとても移動できる感じではありませんでした。

痛すぎて、自分でお尻を抑えるのにペットボトルをお尻においてギューッと押さえつけて痛みを逃しました。本当につらかった。

 

それでも、ここは外国。何を言っても無駄だと思いましたので、這うように車まで行きました。

たびたび痛みの山が来ては、自分でペットボトルを使って耐えました。

主人も父も、こんな状態で帰るの?と何度も聞いていました。

この時本当につらかった。

 

家に帰って、お風呂に入ると、その間は本当に痛みが少し和らぐようでした。

それにしても、この痛みはどう考えても前駆陣痛ではない、本物の陣痛です。

前回のお産の時と比べても、一番Maxの痛みにかなり近づいています。

 

用意していたバランスボールを使ったり、ペットボトルを使ったり、何とかいきみ逃しをして耐えました。

 

感覚が3~6分程度になりまして、痛みももう耐えきれないくらいになってきました。

少なくとも、これは絶対に前駆陣痛ではないと思いました。

痛みが辛くて辛くて、1秒でも早く麻酔をしてほしいと思いました。

 

CHUVの産科夜間救急に、主人が電話しました。

しかし、もう少し待つようにと…。間隔がバラバラだから、という理由で。

でも3-6分でこの痛みだよ!?と思いました。

もちろん、どのぐらいの痛みかは客観的にわかってもらうのは難しいです。

 

そしてもう少し耐えることに。

1時間半ぐらいたったころに、また出血しました。

しかも比較的大量。

でもこれは異常ではなく、普通に卵膜がずれてきて出血しているのだと思いました。

でも、これを理由に、受け入れてほしいと思い、もう一度電話したところ、「来てください」となりました。

 

主人に車で送って行ってもらう間も、途方もない痛みに耐えました。

 

 

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(19)~陣痛遠のく~

ずいぶん待って病棟の助産師さんが迎えに来てくれました。

とてもフレンドリーで素敵な助産師さんで、病棟のこと、ルールなどを英語でスラスラ説明してくださいました。

f:id:unbontemps:20191113190311j:plain私が入院した部屋。

広く見えますが、2人部屋ですので、手前にもう一台ベッドが入ります。

病棟は、お産前とお産後に階が分かれていて、この階に産後の褥婦さんはいません。

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いつもペットボトルのお水が置いて有って、なくなったら補充してくれます。

ホテルみたいにティーバッグなども置いています。

 

私は、というと、出血もだんだんなくなってきたし、血圧もほぼ問題なし、おなかの張りがたまにある程度なので、まったくお産になる感じがしませんでした。

 

夕方になって、隣に別の人が入院してきました。

その人は、予定日をすでに2週間以上過ぎていて、陣痛発来がないので、今日バルーンを入れたということでした。

イタリア人のその人曰く、数日前に42週0日になって、本来であればそこですぐにバルーン→促進剤が始まる予定だったのが、病棟が満床のため入院できず、見送られたと。

 

これ、日本では絶対にないと思う。

日本だったら、何が何でも42週になる前にインダクションします。

過期産にはしない。

その辺もおおらかなスイスらしさが出ていると感じました。

 

初めてのお子さんということで、ご主人も遅くまで付き添っておられました。

私は二人目なので、付き添いはありません。^^;

 

それでも夜8時ごろ、主人と娘と、日本から手伝いに来ていた私の父とで、私の入院の荷物を持ってきてくれました。

 

このとき、おなかの張りがやや強くなりつつあったので、「もしかしたら、と言うこともあるかも」と思いましたが、私のことだから期待はしないでおこうと思いました。

 

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晩御飯もけっこうおいしかったです。

夜が更けるにつれ、おなかの張りが強くなってきました。

それと同時に、お隣の人も陣痛が始まったみたいで、辛そうなうなり声が聞こえてきます。

すると、お隣の人が破水をしたみたいでした。

すぐに助産師さんを呼び、ついにLDRに移動となりました。

「がんばって!」と声をかけました。

 

私もだんだん痛みが強くなってきて、痛みのある時は立てないくらい。

それを伝えると、NSTをやってくれましたが、間隔がバラバラなのでまだまだですね。と。

でも、念のため、主人に連絡してきてもらうことに。

 

その後も4~10分間隔で張って、痛みも強かったですが、間隔が定期的にならず。

助産師さんに、お産を進めるために病棟を歩いてみたらどうですか、と言われ、主人と病院内を歩きました。夜中の2~4時ごろ。

痛いときは立っていられないので、そこら中に腰かけて。

それでも、間隔が狭まらず、むしろ遠のいてしまいました。

 

主人はいったん家に帰りました。

 

朝ごはんを食べるころにはすっかり遠のいて20分間隔程度で、痛みも軽減していました。出血もないし、血圧も悪くないので、これは予定通り退院になるなと思いましたし、助産師さんもそうおっしゃっていました。

 

「医師の診察を受けたら退院になります」と。

回診に来られるのを待ちました。

 

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(18)~経過観察入院の始まり~

予定日になっても、やはり陣痛発来はありませんでした。

(前回のお産で私の子宮のスロースターターぶりは十分に思い知っていましたので、まったく焦ることはありませんでした)

 

すると、予定日翌日の朝、結構な出血(新鮮色の粘血が比較的多量)がありました。

おや、と思いました。

特に腹痛も何もありませんし、これはおしるしかなと思いました。

おしるしであれば、異常なことはありませんので、いよいよだなと心の準備をして、陣痛に備えればよいと思います。

 

でも、高血圧はあるし、CHUVからは出血があればすぐに連絡と言われていましたので、電話をすることにしました。

助産師さん直通のお産緊急コールにかけましたところ、当然向こうはフランス語で、フランス語を話せない旨を伝えると、「ご主人に代わってください。ご主人はフランス語話すんでしょう」と。「いいえ、主人も日本人で、フランス語は話せません」と言うと、「それは問題ですね。」と言われしまいました。

CHUVは大病院ですので、そういう夫婦もたくさんいると思うのですが。

現地のひとと国際結婚した女性ばかりではありません。

 

やや不安になりましたが、なんとか英語を少し話す人が出てきて、事情を説明したところ、すぐに受診することになりました。

 

私としては、おしるしですから、きっとなんてことはなくて少し検査してきっとすぐに帰されると思っていましたので、入院の準備などは持っていきませんでした。

(日本以上に、入院になる基準が厳しいですから)

 

産科救急センターに着くと、まず採尿、血圧測定。

そんなに急ぐ感じでもなく、あいまあいまの待ち時間も長かったです。

(私はどうみても緊急の患者ではないですしね)

 

すると血圧が155/110程度。

これはやばいと思いました。

一人目の時、最終的にこれとほぼ同じ数値になり、緊急入院、車いす移動、真っ暗な個室で絶対安静の管理体制となりましたから^^;

 

しかし、これをみても助産師さん慌てません。

尿蛋白は降りてなかったと思います。

 

医師の診察となり(またまた新しい先生)、内診されました。(CHUVに来て初めて医師の診察!)

出血が、少ないながらも続いているらしく、その先生も電話でオーベンと相談していました。

NSTを受けたりして待っていると、先生がやってきて、「一日経過観察入院しましょう」と。

やはり高血圧がネックになっている様子。

常位胎盤早期剥離だったら本当に危険。

 

私自身の感覚としてはまったくそんな感じがしなかったけど、日本に比べて検査や検診の少ないスイス、こういうところではしっかり大事をとって入院とするんだなと感心しました。緩急をちゃんとつけてる感じ。

 

医師の説明としては今から明日の朝までの様子を見て、問題なければ明日の朝退院と。

 

家族に電話して入院準備を持ってきてもらうことにしました。

 

病棟の助産師さんが迎えに来てくれるということで、外来で待つことになりました。

もうすでに入院扱いになっているから、昼食が出ますよ、と言うことで、不思議なことに、産科外来で病院食を食べることに!?

 

外来助産師さんが、「ここで食べて下さい」と通してくださったのは、外来診察室の一つ。(笑)

こんなこと、日本では絶対ない(笑)

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外来で食べたパスタ(診察室ですので、上の方に卓上電話機やら、PCのキーボードやら写っています)。

まったく期待していなかったけど、これが思いのほかおいしかった。

 

 

日本の医師から見たスイスでの妊娠出産(17)~出産前最後の検診~

さていよいよ出産予定日も近づいてきました。

ただし、私は前回のお産の時、予定日1週間を過ぎても何の兆候もなく、結局高血圧で緊急入院して、促進剤で3日間押してようやく出産したという経緯がありましたので、今回は焦らず、ゆっくり待つと決めていました。

 

それでも、今回は経産婦ですので、予定日が近づくにつれて下腹部が立ってられないくらい痛んだり、赤ちゃんの頭が下りてきている感覚があったりしました。

 

予定日二日前に、CHUVでの定期の妊婦検診がありましたので行ってきました。

 

今回もやはりエコーをあてることはなく、ただただおなかの触診。NSTさえもありません。

ただしベテランとお見受けする助産師さん、新人の方を指導しながら丁寧に触診してくださいましたが、大変安心感がある。

丁寧におなかのを触って、胎向、胎児の背中、足など確認し、推定体重を割り出していました。これがまた、正しいんですよね。すごい。

 

あと、血圧ですが、やはり私の体質なのか、予定日が近づくにつれて高くなってきていて、140-150/90-110程度を繰り返すので、何度も測定していました。

 

医師の診察はやはりほぼありませんでしたが、医師も血圧が気になる様子で、電話でオーベンと相談していました。

 

この日は午前診でしたが、お昼ご飯を食べて、その後もう一度血圧測定とNSTをすることになりました。(血圧の問題がなければNSTもありませんでした。日本では臨月すぎると毎回NSTでしたよね)

 

ちなみに、CHUVではNSTをするとき、”マイバンド”を使います。

初めてのNSTの時に、プローベを固定するためのバンドの新品をもらい、今後NSTをするときは、これを使うので、常に持っているように言われました。

なるほど。感染対策。

 

 

結果、血圧はよくなり、NSTも問題なかったようで、無事に帰れることになりました。

(ただ、私が思うに、血圧はNSTしながらの計測でしたので、私の場合特に臥位になると血圧がさがります。大きい子宮に下大静脈が圧迫され静脈還流量が下がりますので)

なんてことは言わずに、私自身大丈夫そうだと思いましたし、家に血圧計があって、家で定期的に血圧測定できますから、その点CHUVの先生にとっても、私にとっても安心材料でした。

 

家で140/90を常に超える場合や、出血がある場合はすぐに連絡するようにと言われました。これは、日本で一人目の出産前に言われたこととまったく同じことでした。

 


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なにげない週末

今週末は、我が家は特別なことはせず、普段通りの週末を過ごしました。

土曜日はお買い物。

スイスは、日曜日には、基本的にどのお店も閉まってしまいますので、週末の買いだめは必ず土曜日に。

 

家から車で10分程度の大型ショッピングセンターへ。

とても大きいです。

 

よくイベントなども催されていて、この日も子供向けのイベントをやっていました。


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飴作り体験。

小さいペロペロキャンディーの上に、猫の顔を作ります。

出来上がったらもちろん持ち帰れます。


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綿菓子も無料でくれました。

ちなみに、上の写真に写っていますが、こちらでは、綿菓子のことをバーバパパと言います。

バーバパパと言えば、例のピンク色のキャラクターを思い浮かべますが、綿菓子のバーバパパが由来です。

 

 

日曜日は、今シーズン初のスケートへ。

こちらでは、スケートリンクは10月からオープンしています。


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夏は屋外プールの市営のリンクです。

 

昼過ぎから行ったらとても混んでました。

ここのところローザンヌは雨ばかりでしたので、みんなにとっても久しぶりに外で遊べる日。

 

普段の週末でした。