アメリカとスイスの違い
シカゴ、ボストン旅行に行って感じた、アメリカとスイスの違いについて書きたいと思います。
日本に住んでいたころは、アメリカとヨーロッパの違いって、よく分からなかったと思います。
でも、来てみると、いろいろと違うところを感じました!
①叫ぶ!(アメリカ)
アメリカで、まず感じたことは、人がすごく叫んでいるなということです。
これは、空港でシャトルバスに乗る人を誘導する人。
もちろん意味もなく叫んでいるのではないのです。
あくまで、乗客たちがわかりやすいように、親切で叫んでいるのです。
「○○行のバスこっちでーす!」
「バスが出発しますよー!」
「電車に乗る人はここでおりて下さ-い!」などなど
ヨーロッパ(スイス)では、あまり叫んでいる人を見ることがないので、最初は驚きましたが、わかりやすいと思いまいした。
②ノリがいい(アメリカ)
前の記事にも書いた通り、パレードなどの沿道のノリが抜群に良いです。こちらもつられて声が出てしまいます。こういうのは、自然とみんなが楽しくなるので、いいことではないかと思います。
③煙草を吸っている人が少ない(アメリカ)
これは、むしろ、スイスに来た時に驚いたのですが、スイスではとても喫煙率が高いです。男女問わず。道端にはいたるところに公共の灰皿がありますし、にもかかわらずポイ捨てされたたばこも多いです。それを拾う仕事の人もよくみかけます。
バス停でバス待ちをしていると、かならずだれか吸っています。
これは意外でした。もっと健康意識が高いと思っていましたが…。
それに比べて、アメリカでは、たばこを吸っている人をほぼ見かけませんでした。ポイ捨てされたたばこもみませんでした。日本と同じような感覚でしょうか。
④片手に飲み物を持っている人が多い!(アメリカ)
たばこの代わりに、飲み物持っている人、すごく多かったです。
スタバの国ですので、いたるところにスタバがありますし、それ以外のテイクアウトできるカフェもとても多いです。博物館には、スタバのカフェラテなどの缶コーヒー500mlが大量に売られた自販機もありました。
それで、すっごいでかいボトルを片手に持って歩いている人が多いのです。
たばこを吸うよりはいいでしょうが、やはり糖分過多が心配です(無糖かもしれませんね)
⑤バス、電車でのベビーカーの肩身せまい(アメリカ)
スイスでは、バスでも電車でも、ベビーカーをたたむ必要がほぼありません。
バスでも、ベビーカースペースがあって、そこに何台も停められます。
ですので、その感覚が普通になっていました。(日本では、バスは絶対にたたまないと乗れませんよね)
そもそも、ヨーロッパのベビーカーは大きいものが多く、お出かけ途中にたたむことをほぼ想定されてないように思います。
我が家も、スイスで買ったベビーカーは、15kgぐらいありまして、自家用車に乗せるとき以外はたたむことがありません。
ですが、アメリカのバスは、スイスのようにはなっていないのでした。。
日本のバスよりは広いですが、ベビーカー用のスペースはありません。
すいていれば、たたまずにいてもOKという雰囲気でしたが、車内自動アナウンスで、「バスが混んでいるときはベビーカーをたたんでください」と流れましたし、実際、混んでるバスに乗ったとき、運転手さんにたたむように指示されました。
幸い、旅行でしたので、日本製の軽いベビーカーでしたので、なんとかなりましたが、子供二人連れ、荷物もあり、ベビーカーをたたんで乗るってなかなか大変ですよね。
ただ、周りの人が子供に対して優しいので、困っていたら、だれでも手を差し伸べてくれる雰囲気は日本に比べて抜群にありました。
あるときは、ベビーカーをバスに乗せようとしていると、女性の方が「手伝いましょうか?」と言ってくださって、「ありがとうございます」と言うと、「He is our baby!」と言ってくれたのです。
とても素敵な考えだと思います。
個人の赤ちゃん、じゃなくて、みんなの赤ちゃん。
みんなで協力し合って育てていく。
そんな風に考えていたら、そばで赤ちゃんが泣いても、ベビーカーが邪魔でも、イライラしなくなるのではないかなと思いました。
(これは、アメリカだけじゃなくて、ヨーロッパでもそういう雰囲気が日本より強いと思います。)
ボストン旅行
シカゴでの日程を終えまして、次なる目的地はボストン。
朝8時台の飛行機でしたので、6時前にブルーラインの電車に乗ってシカゴオヘア空港へ向かいました。
すると、やはり明るい時間とは違い、電車の中はとても怪しい雰囲気・・。
とても、女性だけでは乗れないな、という感じでした。
さて、無事にボストン空港につき、シルバーライン→レッドラインを乗りついで目的地に到着しました。
マサチューセッツ工科大学MITです!
隣のハーバード大学とはまた少し違う重厚な、きれいな建物でした。
シカゴに比べると高層ビルは少ないですが、やはり都会です。
この日は、山頭火というラーメン屋さんに行きました。
言いそびれていましたが、シカゴ滞在中も、私は、シカゴピザには目もくれず、毎日日本食を食べていました。
と言うのも、スイスで、ちゃんとした日本食レストランと言うと、とてもとても高価で、なかなか行けないのです。
それに比べると、シカゴでは手ごろな価格でちゃんとしたクオリティーと和食が頂けるのです。
ボストンの山頭火は、シカゴの日本食レストランよりさらに手ごろで、ボリュームもたっぷりでした。満足。
次の日は魔女の街、Salemへ。
ボストンから、電車で30分くらいでした。
こちらも、ちょうどハロウィンの時期で大盛り上がり。
平日でしたが、たくさんの人がいて、お目当ての魔女の家は、いっぱいで入れませんでした。
道にはこういう本格的な仮装をした人たちがたくさんいます。
どれが人形で、どれが人間かわからない・・・
娘は終始怖がって近づこうとしませんでした。
夜はボストンに戻り、Legal See foodsというボストンで有名なレストランへ行き、名物のロブスターとクラムチャウダーをいただきました。
スイスでは、魚介類も貴重ですので、大変うれしい食事でした。
次の日は、ついに帰国日。
ボストン空港にはキッズスペースがあり、娘も息子も思う存分遊んでいっぱい体力を消耗してから飛行機に乗り込みました。
シカゴ旅行(6) 博物館めぐり
子供たち二人を連れて、五日間かけて、五つの博物館めぐりをしました。
そういったときにChicago city passはとても便利な味方でした。
とても古いプラネタリウムだそうです。
私としては、昔ながらの半球状の天井に無数の星がちりばめられて、星や星座の説明をしてくれるプラネタリウムを期待していましたが、そうではなく、半球をスクリーンとして映画を見るような感じになっていました。
最近のプラネタリウムはみんなそうなのでしょうか。
(東京スカイツリー内にあるプラネタリウムもそんな感じでした。)
アドラープラネタリウムは、そんなに広くはないですが、子供が遊べる展示やスペースがとても多く、子供も私も大変気に入りました。
次の日に行ったのは、フィールド博物館。
とても大きな博物館で、とても有名なT-RexのSueがいるところです。
大迫力でした。
博物館自体も、特別展が多いものの(シティーパスを持っていればすべて入ることができました)、やはりこどもが遊べる展示が多く、娘は大はしゃぎで遊びました。
そして、科学産業博物館。
これもとても大きな博物館で、こどもがとても楽しめる。
ただ、シカゴの南の方にあり、危険なエリアともいわれていたので、私+こども二人で行くのは、少しドキドキしました。
結果的には、バスで往復する分には特に問題なくいけました。
最後にシェッド水族館。
大きな水族館で、イルカショーがあったり、4Dアニメーションがあったり、大好きなベルーガに会えたりしました。
が、自称水族館通の私には、すっごい感動!という感じではありませんでした。^^;
こんなに短期間に大規模博物館をたくさん回ったのは初めてでした。
毎日、スマホを見ると10,000歩以上歩いていました。
感心したのは5歳の娘。
こんなに一日歩き回っても、文句も言わず、めいっぱい楽しんでくれました。
博物館を思いっきり楽しめる年齢になったのだな、と我が子ながら感心いたしました。
シカゴ旅行(5) ハロウィーンパレード Arts in the Dark
ちょうどハロウィンの時期でした。
午後6時から、ホテルの近くでハロウィンパレードをやるというので行ってきました。
こういうときのアメリカ人のなりきり方はすごいですよね。
日本人からすると、「仮装」というか、もう、本物です。
このパレード、とてもアメリカっぽい雰囲気に感激でした!
パレード自体は、スイスでもよくあります。
カルナヴァル(カーニバル)や、収穫祭、この前紹介したデザルプもパレードです。
でも、スイスとアメリカのパレードの違いは、ずばり、沿道の盛り上がり方です!
アメリカの人は、とてもノリがいいからか、歓声の挙げ方がすごいです!
パレードのパフォーマーたちの表現力もさることながら、それを盛り上げる沿道の歓声!
「Happy Halloween!」とか、「You guys did really good job!」とか、とにかく声をかけて、さらに歓声を上げます。
たまに沿道がさぼっていると、パフォーマーたちが歓声を上げるようにジェスチャーで要求してきます。
盛り上がり方が、みたことない感じでした。
考えてみれば、この日のパフォーマーたちは、何もパレードのプロではなく、みんな普段は別のことをしている人たちが、有志で集まってグループごとにパフォームしているのですね。
それで、このクオリティとは・・・。西洋のパレード文化はとても歴史があり筋金入りなのだなと実感しました。
日本とも、スイスとも、またちがう、シカゴのハロウィンパレード見れて、よかったです。
シカゴ旅行(4) バスであちこちへ
さて、二日目は朝から観光
時差ボケでものすごく朝早く起きちゃった子どもたち。
朝食の時間まで待つのが大変でした。
夫はずっと仕事ですので、私一人で子どもたちを、連れ回さなければなりません。
そのために買ったもの。
○シカゴシティーパス
シカゴの有名博物館や展望台など5つの施設を回れるパス。ファストパスも兼ねてるとのことで買いました。
○CTA 7day pass
シカゴの公共交通機関7日間乗り放題のパス。交通機関は、一回あたりの値段が安いので、もとが取れるかは微妙ですが、いちいち切符を買ったりするのが、子連れでは特にきびしいと思い買いました。
まず、有名なミレニアムパークへ。
ビーン。摩天楼が写り込み、シカゴにぴったりなオブジェ。
この都会的なオブジェも娘はとても喜んでいました。顔は変わっていきます。
ミレニアムパークから海軍埠頭へバスで移動します。
バス停に電光掲示で、○番のバスあと何分で到着、という情報があります。
バスは運転手さんのいる前のドアから乗り、Vertraカードをピッとします。
海軍埠頭、ネイビーピア
湖なのに、海岸にいる気分。
横浜や神戸を思い出します。
そして今日のメインイベント、ウィリスタワーのスカイデッキに登ります。
入ってみると、手荷物検査に長蛇の列!シカゴシティパスを持っていますので、早く行けるのかと思いきや、手荷物検査のファストパスはさらに、二人で60$也!もちろん普通に並びました。40分くらい並びました。
手荷物検査のあとは、確かにファストパスの効力を発揮し、早くエレベーターに乗るとことができました。
ガラス張りの展望台。
412m!子どもたち全然怖がりません。
展望台としては、全米No. 1の高さです。
シカゴ旅行(3) 摩天楼ひしめく
とても大きい空港のようで、市街地へと出る電車(Blue Line)に乗るのに、シャトルバスに乗っていかないといけませんでした。
特に今日は混み合っているのか、シャトルバスに長蛇の列。
でも、シャトルバスは次々に来ましたので、そんなに待ち時間はありませんでした。
ブルーラインの駅に着いて、チケットを買おうとしたら、とんでもなく長い列に!!
駅員さんも驚いていたので、やはりこの日は特に混み合っている日だった様子。
なんとか並んであと二人、というところで、なんと、我々が並んでいた券売機が故障!
こんなことって………
すると、駅員さんが来て、その券売機に並んでいた人は、もう切符なしで入場していいですよ、ということになりました。
シカゴでは、スイスとは違って、ちゃんと改札がありますので、毎回当然、有効な切符を持っていないと入場できません。
(スイスは、改札がなく、切符がなくても電車に乗れちゃいます。
ただし、電車の中で、検札の人が来ますので、そのときの切符を持っていなかったら、罰金です。)
電車を降りて駅を出るときは大丈夫かなと心配でしたが、改札を出るときは切符がなくても大丈夫でした(少なくとも我々が降りた駅は)。
シカゴ市街地へつながる、ブルーラインの電車。古くて、あまりきれいではないです。
でも、アナウンスはしっかりあって、次どの駅かなど、とてもわかりやすかったです。
駅を出てみると……
そこは摩天楼のひしめく大都会でした。
これぞシカゴ。
スイスには全くない世界。
東京を思い出すけど、また少し違う感じ。
週末ということもあり、人もたくさん歩いています。
久々にみた大都会に興奮して、写真をたくさん撮りました。
シカゴ旅行(2)税関にて
チューリッヒから、約10時間のフライトで、シカゴ、オヘア空港にやってきました。
空港内は、さすがアメリカ、厳格な雰囲気で、入国審査や税関のエリアでは、写真を取ること自体だけでなく、モバイル使用禁止ということが、徹底されています。
そして、入国審査の列に並んでいるとき、麻薬犬?のような犬と係員の人があたりを回って、人々の荷物をクンクンしていました。
すると、なんと我々の荷物の前でとまったのです。(吠えてはなかったです)
すると、係員の人が、「何か食べ物もっていますか?」と。
ピンときました。
スイスの家を出るときに、お腹が空いたとき用にみかんとりんごを持ってきていたのでした。
飛行機の中で、夫と、アメリカって食べ物持ち込みOKなのかな?オーストラリアは絶対ダメだったよね、などと話していたのです。
バッグの中からみかんとりんごを取り出して係員に渡しました。
そんなに威圧的な感じではなくて、「これがあったから、この子はあなた達のことが好きだったみたいですね。いい子ね! 申し訳ないけど、これは持ち込めないからここでうけとらせてもらいますね。」と気さくに言っていました。
そして入国カードに何か書き込まれて渡されました。
入国審査は、ESTA(ビザの代わりになるもの)を初めて使用する人とそうでない人とに別れて並びました。
そして、両手の指紋と、顔写真を撮られました。(大人だけ)
あとは、普通の入国審査のように、滞在期間、目的などを聞かれました。
このとき、息子は起きていましたが、娘はベビーカーでぐっすり眠っていました。
起こそうとしたら、「大丈夫ですよ。」といって、立ち上がってベビーカーを、覗き込んでくださいました。「眠っているんですね」と。
北京での入国審査のときも娘は寝ていましたが、起こして写真を撮ったと思います。